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年末年始や夏季休暇などに、実家へ帰省する方も多いのではないでしょうか。そんな時に話題にあがるのが将来の介護の話。
でも、「介護」という言葉は切り出しにくいし、どう話せばいいか悩みますよね。
この記事では、帰省時に親と介護の話を進めるための具体的なコツや、さりげなく親の現状を確認できるチェックリストについて説明します。親の心を閉ざさず、前向きな対話のきっかけを作るヒントが満載ですよ!
なお私たちが運営する「そよ風」では、デイサービスをはじめ多くの介護保険サービスを展開しております。この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
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まず大事になってくるのが、介護の話の切り出し方です。切り出し方によって、その後の話し合いがうまく進むのかが決まってくる、といっても過言ではないくらい大切な部分と言えるでしょう。
・言葉選び
・タイミング
・姿勢
の3つのコツをご紹介します。
「介護」という言葉、いきなり使うのは少し待ってみませんか?
親にとって介護という言葉は、「もう自分一人では何もできない」「子どもに迷惑をかける」といったネガティブなイメージを連想させやすいです。
だからこそ、言葉選びがとても重要になってきます。 まずは
・最近、体調はどう?
・毎日の生活で、何か困っていることはない?
といった健康や暮らしの様子を尋ねる言葉から始めてみましょう。
大切なのは親を管理しようとするのではなく、純粋にあなたのことを心配しているという気持ちを伝えることです。 将来の不安に寄り添う姿勢が、親の心を開く第一歩になりますよ。
実は、話す内容以上に「いつ話すか」というタイミングが重要です。
帰省してすぐの慌ただしい時間や疲れている夜、テレビに集中している時などは避けましょう。 親も心に余裕がなく、話がこじれてしまう原因になりがちです。
おすすめは、
・食後にお茶を飲みながらくつろいでいる時間
・天気の良い日に一緒に散歩をしている時
など親がリラックスしているタイミングです。
親の生活リズムや日頃の様子をよく観察して、会話が弾みそうな穏やかな時間帯を見極めることが、話し合いをスムーズに進める最大のコツなんです!
今回の帰省で、将来のことをすべて決めよう!と意気込む必要はありません。
むしろ一度で決めなければという焦りが、親を追い詰めてしまう可能性があります。 今回の目的は結論を出すことではなく、あくまで対話のきっかけを作ることだと考えてみてください。
まずは親の希望や今の気持ちに、じっくりと耳を傾けることが大切です。 そのうえで
・訪問介護やデイサービスっていうのもあるみたいだよ
・お金のことも含めて、これから一緒に考えていこうね
と選択肢を提示しながら寄り添う姿勢を見せましょう。
「すぐに答えを出さなくていい」「私たちはあなたの味方だよ」というメッセージが伝われば、親も安心して将来のことを相談してくれるようになるはずです。

帰省した際には、親の現状を把握することも大切です。
本章では、帰省時に確認しておきたいチェックリストのほかに、各ポイントについて簡単にご説明します。
【親の現状把握チェックリスト】
※そのほかにも「耳の聞こえが悪くなっていないか」「危険な運転はしていないか」「火の始末や家の鍵の締め忘れはないか」など、必要に応じてチェックする項目を考えてみるのも良いでしょう。
久しぶりに会う親の健康状態、やっぱり気になりますよね?
体調について直接的に聞くのも良いですが、「最近よく眠れてる?」「病院には変わりなく行ってる?」といった会話から、さりげなく様子を確認してみましょう。
特にチェックしたいのが、薬の管理です。
・飲み忘れ
・飲みすぎ
・どんな薬を飲んでいるか把握できていない
などの点がある場合は、注意が必要な変化のサインかもしれません。
もし管理が難しそうな様子なら、お薬カレンダーの導入やかかりつけの病院や薬局へ相談することも大切です。
少しでも心配なことがあれば、帰省中にかかりつけ医を一緒に受診してみるのも一つの手です。
帰省した際、何気なく開ける冷蔵庫。 その中身をしっかり確認したことはありますか?
賞味期限切れの食品でいっぱいだったり、逆にほとんど空っぽだったりするのは、親の生活の変化を示すサインかもしれません。 食事の管理が難しくなっていたり、買い物に行くのが億劫になっていたりする可能性があります。
「最近何食べるのが楽しみ?」という会話から、親の食生活が見えてくることがあります。
・毎日の食事の準備が負担になっていないか
・栄養バランスは偏っていないか
など冷蔵庫の中を一緒に見ながら確認するのもおすすめです。
心配な点があれば、食事の宅配サービスなどを提案してみるのも良いでしょう。ただし、親の気持ちを尊重し、押し付けにならないよう注意しましょう。
以前と比べて室内が散らかっている、掃除が行き届いていないといった変化も、単なる片付けの問題だけではないかもしれません。
体力的な衰えだけでなく、安全な住まいを保つ意欲が薄れているサインの可能性もあります。 将来の生活を考える上で、見逃せないポイントです。
また、郵便受けも重要なチェックポイントです。 新聞や郵便物が溜まっている場合、外出の機会が減っている、あるいは物事を管理する気力が落ちていることも考えられます。 こうした小さな変化から、親の健康や生活の様子をうかがい知ることができます。
久しぶりに会った親が、なんだか以前より小さく見えたり、歩くときに少しふらついているように感じた経験はありませんか?
歩行時のふらつきや、立ち上がる際の動きの鈍さは、筋力低下のサインであり、転倒のリスクにも繋がるため注意が必要です。
以前より外出の頻度が減っていたり、服装に無頓着になり季節に合わない服を着ていたりするのも、判断力や意欲の変化として現れることがあります。 口数が減ったり、表情が乏しくなったりしている場合は、友人との交流が減り気持ちが落ち込んでいるのかもしれません。
実は、親の金銭管理のトラブルは、介護が始まるきっかけになりやすいって知っていましたか?
少し聞きにくい話題かもしれませんが、公共料金の支払い状況や、お金の管理で困っていないかなどを確認できると安心です。 詐欺被害なども心配ですし、さりげなく「最近、変な電話とかかかってこない?」と聞いてみるのも良いでしょう。
以上のような何気ない様子の変化は、親の心と体の健康状態を知るための重要な手がかり。 将来、介護サービスが必要になったときのために、親の希望や気持ちをそれとなく聞いてみる良い機会にもなりますよ。

親の将来について話をしようとしても、「まだ大丈夫」「必要ない」と拒否されてしまうことは少なくありません。 親としては、子に心配をかけたくない気持ちや、まだまだ元気だというプライドがあるのかもしれませんね。
そんな時、無理に話を進めようとすると、かえって親子関係がこじれてしまうことも。 大切なのは、焦らずに段階を踏んで、親の気持ちに寄り添いながら進めていくことです。
親が将来の話を嫌がる時、つい「でも、心配だから」「ちゃんと考えてよ」と反論したくなりませんか? ですが、まず大切なのは、親の気持ちを否定せずに、じっくりと話を聞く傾聴の姿勢です。
なぜ拒否するのか、その裏には「子どもに迷惑はかけられない」「まだまだ自分でできる」といった、親なりの不安やプライドが隠れているのかもしれません。 一方的にお願いを押し付けるのではなく、まずは親の今の生活の様子や気持ち、希望に耳を傾けてみましょう。
「そう思っているんだね」「今の生活が好きなんだね」と一度受け止めることで、親も少しずつ心を開いてくれるはずです。
親の希望を尊重することは、決して言いなりになることではありません。 「今の住まいで、このまま生活を続けたい」という親の希望を最大限に尊重しつつ、その希望を安全に叶えるための具体的な方法を一緒に考えることが重要です。
例えば、「今の家がいい」という希望に対しては、下記のような介護サービスを利用する選択肢を提案してみましょう。
費用や内容を具体的に示すことで、親も将来の生活をイメージしやすくなります。 「これならできそう」「これならお願いしたい」と、親自身が前向きに選べるような選択肢をいくつか用意してあげることが、話し合いを進めるコツです。
※介護サービスの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事「介護サービス25種類の利用シーンや組み合わせをわかりやすく解説!」をご覧ください。
親子だからこそ、どうしても感情的になってしまい、冷静な話し合いが難しい…なんてこともよくある話ですよね。 そんな時は、介護の専門家である第三者の力を借りるのがおすすめです。
具体的には、ケアプランを作成してくれるケアマネジャーや、地域の高齢者の相談窓口である地域包括支援センターに相談してみましょう。
専門家は、親の心身の状態や希望を丁寧にヒアリングしながら、最適な介護サービスや今後の住まいについて、中立的な立場でアドバイスをくれます。 「ちょっと相談してみない?」と、まずは軽い気持ちで親を誘ってみてはいかがでしょうか。
※地域包括支援センターについて詳しく知りたい方はこちらの記事「地域包括支援センターとは介護のよろず相談所!高齢者のお困りごとに対応」をご覧ください。

介護の話は、帰省時に話し合って終わりではありません。帰省後にもしておいた方が良いことがあります。
本章では3つほど例にあげて、帰省後のアクションについてご紹介します。
帰省で親と話した大切な内容、自分一人で抱え込んでいませんか? 親の体調や健康状態、お金の話や将来の希望など、帰省時に確認できたことは些細なことでも兄弟姉妹で共有しておくことが、とても重要です。
誰か一人が情報を抱え込んでしまうと、いざという時に「知らなかった」「聞いてない」というトラブルに発展しかねません。
親の気持ちや生活の変化、介護サービスについての希望などを正確に伝えておくことで、全員が同じ認識を持つことができます。 これが、今後のサポートをスムーズに進めるための第一歩になります。
遠隔でできるサポートは、離れて暮らす親の安全を確認し、日々の生活を支えるための心強い味方です。 すぐに本格的な介護サービスが必要なくても、将来の不安に備えて今からできることはたくさんあります。
例えば、センサーやカメラを使った見守りサービスや、緊急時にボタン一つで通報できるシステムなど、さまざまなサービスがあるのをご存知ですか?
こうしたサービスは、親の安全を確認できるだけでなく、私たち子どもの心配や不安を和らげる効果も大きいです。 親の気持ちを尊重しつつ、「こんなサービスがあるみたいだよ」と選択肢の一つとして提案してみるのがおすすめです。
※見守りサービスについて詳しく知りたい方はこちらの記事「高齢者の見守りサービスはどう選ぶ?サービス6選を詳しく紹介」をご覧ください。
「次に帰省するまで、なんだか連絡しづらいな…」なんて経験、ありませんか? 帰省という特別な機会だけでなく、実は日常の何気ないコミュニケーションこそが、親の小さな変化に気づくための大切な鍵だったりするんです。
そこで、帰省したタイミングで、連絡を取り合う頻度や方法を親子で話し合っておきましょう。
・毎週日曜の夜に電話するね
・週に1回はビデオ通話しようか
など、親の生活の負担にならないルールを決めておくと、お互いに連絡しやすくなります。 用事がなくても「声が聞きたくて」という一言が、親にとっては嬉しいもの。 日々の会話の中から、体調や友人との様子など、大切な変化が見えてくるかもしれません。

さいごに、よくある質問についてまとめました。
Q. 親が「まだ大丈夫」と介護の話を嫌がる時はどうすればいいですか?
A. まずは親の「大丈夫」という気持ちを受け止めましょう。無理に話を進めず、「何か困ったことがあったら、いつでも言ってね」と伝え続けることが大切です。今回は対話のきっかけ作りと割り切り、次回の帰省に繋げましょう。
Q. 介護の話を切り出すのに一番良いタイミングはいつですか?
A. 帰省してすぐや疲れている夜は避け、食後にお茶を飲んでいる時や一緒に散歩している時など、親御さんがリラックスしている穏やかな時間帯がおすすめです。改まって話すより、普段の会話の流れで切り出すのがコツです。
Q. 「介護」以外に、どんな言葉で話を始めればいいですか?
A. 「最近、体調はどう?」「毎日の生活で、何か困っていることはない?」といった、健康や暮らしを気遣う言葉から始めるのがおすすめです。「あなたのことを心配している」という気持ちを伝えることが、親の心を開く第一歩になります。
Q. 兄弟姉妹と意見が割れたり、協力が得られなかったりしたらどうすれば?
A. まずは帰省時に確認した客観的な事実(薬の飲み忘れ、家の散らかり具合など)を冷静に共有しましょう。誰か一人が負担を背負わないよう、それぞれの役割分担(お金の管理、定期的な連絡など)を具体的に話し合うことが大切です。
Q. お金の話はデリケートで聞きにくいです。どう確認すればいいですか?
A. 「最近、変な電話とかかかってこない?」と詐欺を心配する話から入ったり、「公共料金の支払いって、引き落としにしてる?」など、日常会話の中でさりげなく確認するのがおすすめです。直接的ではなく、遠回しな質問から始めてみましょう。
Q. 地域包括支援センターとはどんな場所ですか?相談は無料ですか?
A. 高齢者の暮らしを支えるための総合相談窓口で、各市区町村に設置されています。保健師、社会福祉士、ケアマネジャーなどの専門家がおり、介護に関する相談や情報提供を無料で行ってくれます。親御さんが住んでいる地域のセンターに気軽に相談できます。
Q. 親が一人暮らしで心配です。遠隔で見守る良い方法はありますか?
A. センサーで安否確認できるサービスや、スマホで様子が見える見守りカメラ、緊急通報システムなど様々なサービスがあります。また、栄養バランスの取れた食事の宅配サービスもおすすめです。親御さんの性格や希望に合わせて提案してみましょう。

親との介護の話、焦らず進めるヒントは見つかりましたか?大切なのは、一度で全てを決めようとしないこと。今回の帰省は、あくまで対話のきっかけ作りだと考えてみてください。
親の気持ちに寄り添い、一緒に考えるという姿勢が伝われば、きっと心を開いてくれるはずです。この記事で紹介したチェックリストも参考に、まずは親御さんの日々の暮らしに目を向けることから始めてみましょう。
もし兄弟姉妹がいるなら、帰省後に共有することを忘れずに。そして、少しでも不安があれば、地域包括支援センターなどの専門家に相談するのも有効な一手です。あなたと親御さんにとって、より良い未来への第一歩となりますように!
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
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株式会社SOYOKAZE
渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
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