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「介護者が不在の時間、デイサービスに通いたいけど何時間利用できるのだろう?」
「なるべく長い時間通いたいけど、デイサービスの利用時間って決まってるの?」
などデイサービスの時間について、疑問に思っている方いらっしゃいませんか?
デイサービスは基本的に施設によりサービス提供時間が決められていますが、その時間内であれば利用者側の希望にあわせて時間を決めることができます。
この記事では「デイサービスの時間」に着目し、
についてご説明いたします。デイサービスの時間について理解し、楽しく便利にデイサービスを利用していきましょう。
この記事をご覧になってデイサービスに興味を持った方はぜひ「そよ風」公式サイトをご覧ください。私たちが運営するデイサービスについての紹介をはじめ、全国にある「そよ風」の施設検索が可能です。
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。

デイサービスは自宅で生活しながら日帰りで施設に通い、体操や食事、入浴などのサービスを受けられる介護保険サービスですが、提供する施設ごとにサービスを提供する時間が決められています。
その時間のことを「サービス提供時間」と言います。
施設ごとにサービス提供時間は異なりますが、一般的に9時~17時など朝食後から夕食前までの時間で設定をしている施設が多いです。しかしなかには、9時~12時と13時~16時など午前と午後の部にわけ、短い時間でサービス提供時間を設定している施設もあります。
サービス提供時間の長さの違いは、提供されるサービスに違いがでてきます。
サービス提供時間が長い施設:食事や入浴、レクリエーションなど幅広いサービスが提供される
サービス提供時間が短い施設:運動や機能訓練などひとつのことに特化している施設が多い
※施設によっては、サービス提供時間が短くても幅広いサービスを提供している場合もあります。
デイサービスを選ぶ際はサービス提供時間だけでなく、受けられるサービス内容で選ぶようにするとよいでしょう。
サービス提供時間とは、その名の通り施設でサービスを受ける時間のことを指しますので、自宅と施設間の送迎時間はサービス提供時間には含まれません。
例えばサービス提供時間が「9時~17時」の場合、自宅と施設間の送迎はその時間の前後に行われます。
サービス提供時間は施設ごとに決められていると書きましたが、サービス提供時間内であれば各個人の希望に合わせて何時間サービスを利用するのかという時間を決めることができます。
デイサービスを利用される方は、
など目的は様々ですが、サービス提供時間の始まりから終わりまで施設で過ごされる利用者の方がほとんどです。
しかしやむを得ない事情がある場合などは各個人の希望に合わせて何時間サービスを利用するのかという時間を決めることができるのです。
例えば
・退院後間もないため、短時間利用から少しずつ時間を延ばしていく利用がしたい方
・長時間大勢の人と過ごすのが困難な方
など
他にも利用目的が明確で
・家で入浴ができないからデイサービスを利用する:入浴さえできれば1日利用する必要はない
・半日だけ介護者が不在のためデイサービスを利用する:半日さえ通えれば1日利用する必要はない
など利用目的にあった時間利用をするという方もいらっしゃいます。
いずれにしても基本的にケアマネジャーの作成するケアプランに従っての利用となりますので、ケアマネジャーと相談の上利用時間を決めるようにしましょう。
【費用請求についてのよくある質問】
Q.費用請求はサービス提供時間分の請求ですか?それとも実際に利用した時間分の請求ですか?
A.費用請求は、実際に利用した時間に基づいての請求となりますが、基本的には介護計画に定められた時間区分で請求されます。
費用は
・利用時間
・要介護度
・地域
などにより決まってきます。
利用時間については、サービス提供時間区分という法律で定められた1時間単位の区分によって単位(費用)が決められているため、その区分に従っての請求となります。
<サービス提供時間区分>
①3時間以上4時間未満
②4時間以上5時間未満
③5時間以上6時間未満
④6時間以上7時間未満
⑤7時間以上8時間未満
⑥8時間以上9時間未満
※心身の状況から3時間以上の利用が困難な場合、2時間以上3時間未満の利用も可
例えば5時間半の利用の場合、「5時間以上6時間未満」分の費用請求となります。
デイサービスの料金について詳しく知りたい方は「デイサービスの料金は1回1,500円~2,500円!簡単に解説」をご覧ください。

施設により提供されるサービスやサービス提供時間により1日の過ごし方は変わりますが、一般的なデイサービスの1日の過ごし方をご紹介します。

●お迎え・お見送り(送迎)
デイサービスでは送迎サービスが実施されている施設がほとんどですので、決められた時間に自宅にいれば、施設までの送迎をしてもらうことができます。家族が連れていくことも可能ですが、利用者ご自身だけでの来所は安全上の理由からおすすめはできません。
※デイサービスの送迎について詳しく知りたい方は「デイサービスは自宅まで送迎してくれる!送迎に関する疑問を全解決!」をご覧ください。
●健康チェック
デイサービス利用の前には検温や血圧測定などの健康チェックを行い、体調に異常がないか確認をしたうえで利用開始となります。
●レクリエーション
共有スペースで他の利用者の方とゲームなどのレクリエーションを楽しんだり、絵や工作など個人的な趣味を楽しむことが可能です。季節ごとのイベントを開催したり、カラオケ機器が設置されているなど施設によって特徴は様々です。
●食事
高齢者向けに栄養や食べやすさに配慮された食事を頂くことが可能です。
おやつ含め食事については、頂いた分のみの費用請求となります。

前章までは一般的なデイサービスの時間について説明してきましたが、
などデイサービス利用の時間的ニーズがあることから、早朝や夜間に利用ができる様々なデイサービスが増えてきています。
一例ではありますが、いくつかご紹介していきます。
1)デイサービス利用時間を延長して夜間利用ができるデイサービス
夕方にお見送りではなく、そのまま時間を延長して夜間までデイサービスを利用できる施設があります。
通常のデイサービスを運営している施設の中で、「延長加算」といって利用時間を延長して運営することを許可されている施設のみで利用することが可能です。あらかじめ利用時間が長くなりそうな場合がある方は、延長利用が可能かどうか、事前に確認をしましょう。
<こういう方にオススメ>介護者の帰宅が遅くなる方
2)デイサービス利用時間を延長してお泊りができるデイサービス
デイサービスは通常、日帰り利用のサービスとなりますが、延長してお泊りができる施設があります。
通常のデイサービスを運営している施設の中で、宿泊できる機能を備えている施設に限られるため利用できる施設はそこまで多くはないですが、家族に急用ができて外出する可能性がある方などは事前に確認をしましょう。介護保険対象外で自費利用となりますので、費用もあわせて確認をしましょう。
<こういう方にオススメ>夜間一人で過ごす可能性があり不安な方
3)早朝~昼過ぎまでの利用ができるデイサービス
9時前後にお迎え~夕方にお見送りというデイサービスが一般的ですが、朝食前~昼食後をデイサービスで過ごすことができる施設があります。
こちらは前述した延長サービスとは異なり、この時間を専門でサービスを提供している施設となります。施設を探す際にサービス提供時間に着目してみると、利用したい時間にサービスを提供している施設が探せます。
<こういう方にオススメ>1日の中で一人で過ごす時間が欲しい方

さいごに「デイサービスの時間」について、よくある質問をまとめました。
Q1. デイサービスの一般的な利用時間は何時から何時までですか?
A. 多くのデイサービス(1日型)では、朝9時頃から夕方16時半〜17時頃までをサービス提供時間として設定しているのが一般的です。利用者は朝、送迎車で施設に到着し、日中を過ごした後、夕方に送迎車で自宅に戻ります。
Q2. デイサービスの「1日型」と「半日型」では、利用時間がどう違いますか?
A. 「1日型」は、一般的に5時間〜8時間程度の利用で、昼食やおやつ、入浴、機能訓練、レクリエーションなどを総合的に提供します。「半日型(午前・午後のみ)」は、3時間〜5時間程度の利用となり、機能訓練(リハビリ)や入浴など、目的を絞ったサービスを提供することが多いのが特徴です。
Q3. デイサービスでの1日の流れ(タイムスケジュール)を教えてください。
A. 一般的な1日型の例です。施設によって内容は異なります。
Q4. 「サービス提供時間」に、自宅への「送迎時間」は含まれますか?
A. いいえ、含まれません。「サービス提供時間」とは、利用者が施設に到着してから施設を出発するまでの、施設内でサービスを受ける時間を指します。自宅と施設間の往復の送迎時間は、サービス提供時間には含まれないのが原則です。
Q5. 午前中だけ、または午後だけといった短時間の利用は可能ですか?
A. 可能です。多くの「半日型デイサービス」や「リハビリ特化型デイサービス」では、午前のみ(例:9時〜12時)または午後のみ(例:13時半〜16時半)の利用が基本となっています。短時間でリハビリに集中したい方などに選ばれています。
Q6. 通常のサービス提供時間より早く預けたり、延長したりすることはできますか?
A. 施設によっては「延長サービス」を実施している場合があります。通常のサービス提供時間(例:9時〜17時)の前(早朝)や後(夕方以降)に利用時間を延長できるサービスです。ただし、この延長時間分の利用料は、介護保険が適用されず「自費(全額自己負担)」となることが一般的です。
Q7. 利用時間が3時間、5時間、7時間など、時間によって料金(介護報酬)が変わるのですか?
A. はい、変わります。デイサービスの介護報酬(料金)は、「3時間以上4時間未満」「5時間以上6時間未満」「7時間以上8時間未満」といったように、サービス提供時間に応じた区分で設定されています。利用時間が長いほど、料金は高くなる傾向があります。
Q8. リハビリ特化型デイサービスの利用時間はどのくらいですか?
A. リハビリ特化型デイサービスは、機能訓練(リハビリ)を集中的に行うことを目的としているため、3時間〜5時間程度の「半日型(午前または午後のみ)」を採用している施設が多いです。
Q9. 認知症対応型デイサービスの利用時間は、一般的なデイサービスと違いますか?
A. 利用時間帯(例:9時〜17時頃)は、一般的な1日型デイサービスと大きく変わらない場合が多いです。ただし、サービス内容は認知症ケアに特化しており、少人数制で専門的なケアを受けられる点が異なります。
Q10. デイサービスは土日や祝日も利用できますか?
A. 施設によります。「土日・祝日も営業」している施設もあれば、「日曜・祝日は休み」「土曜は営業しているが祝日は休み」など様々です。利用を検討している施設に、営業日や時間帯を個別に確認する必要があります。

いかがでしたでしょうか。
デイサービスは日帰り利用のサービスではありますが、食事や入浴、機能訓練など幅広いサービスを受けることが可能です。
利用時間もサービス提供時間内であれば各個人で決められますので、ぜひ気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
デイサービスについてさらに詳しく知りたい方はこちら「【デイサービスとは】特徴、費用、おすすめ、種類などを簡単解説!」をご覧ください。
なお私たちが運営する「そよ風」では全国にデイサービスを展開しております。「そよ風」公式サイトでもデイサービスについてご紹介しておりますので、あわせてご覧ください!
※当該記事に関する個別のお問い合わせは受け付けておりません。また、記事中の触れられている法的見解についての責任は一切負いかねます。所管の自治体窓口または弁護士等の専門家にご相談下さい。「そよ風」のサービスに関してのお問い合わせや不明点は、お問い合わせフォームより受け付けております。
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渡邉 祐貴
(介護福祉士・介護支援専門員)
介護現場に10年従事し管理者、生活相談員、計画作成担当者など様々な役務をデイサービス、ショートステイ、グループホームで経験。介護福祉士、介護支援専門員等の資格を取得し、介護の専門性を磨く。
その後、現職となり介護業界での経験は約20年。
現場の感覚を忘れずに、課題や問題点を抽出し、その対策に日々取り組んでいる。
北海道
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